自分の英語の実力を知るためにTOEICを目標にする

2016/09/29 2016/10/03

英語能力を測るテストとしては、英検、TOEFL、TOEICなどが存在することは皆さんもご存じかと思います。中学、高校では英語技能検定試験（英検）の受験が推奨され、英検に親しみを覚えている人が沢山いることが想像つきます。

またTOEFLはアカデミックスキル（イメージでいえば「英語力」ではなく「英語を学習言語として操れるかどうか」）を測るためのテストで、海外に留学する人や、一部の有名大学で一定以上の点数を進級条件として設けられ、受けさせられている人もいるのが実情ではないでしょうか。

TOEICに関して言うと、英検と比較すると一般認知度がやや低いかもしれませんが、徐々に社会に浸透しつつある試験だと思います。「TOEICって難しそう」という印象を持っている人に対して、筆者は「TOEIC」の活用をお勧めしたいです。（※ここで言う英語はTOEIC公開テストのことです。）

TOEICを目標にする理由

（１）日本人が中学、高校で一番鍛える英語能力は、リスニング力とリーディング力なのだが、TOEIC公開テストもまさにこの二つのみを測定するための試験です。英検は面接試験があったり、TOEFLは英語圏の大学進学に必要の場合が殆どで難易度がかなり高かったりします。（筆者自身は国内の大学だが、英語能力別の振り分けのためTOEFLを強制的に受験させられ、あまりの難しさに愕然としました。）TOEICは、日本人がこれまでの勉強の延長線上で取り組める試験なのです。

（２）TOEIC990点満点中960点を取ったなど周りに自分のレベルを伝えられやすいです。TOEICは990点満点で、高得点であればあるほど英語の能力が高くなるという非常にわかりやすい評価方法を採用しています。英検は級別に別けられているが、同じ準1級所有者でもギリギリ受かった人と、高得点で受かった人とでは大きな英語能力の差があると思いますが、それが一切表に出てこないです。

（３）TOEICはビジネスの世界では認知度が高いことです。筆者自身もサラリーマン時代、度々TOEICを受験させられました。筆者は入社の段階でTOEIC950点以上取得していましたが、配属後の職場では重宝されていた様に思います。

さて、ここでTOEICをどの様に勉強すべきなのかについてワザを教えちゃいます。

先ずは参考書を1冊購入して、TOEICを受けて自分の現時点の実力を知りましょう。受験料がかかるのはもったいないのですが、自分の点数を知ることによって、どう勉強すれば（どの力を鍛えれば良いか）が明確になってくると思います。
TOEICの結果表を基にして、自分の弱点はリスニングなのかリーディングなのかなど客観的に分析して、不得意とする項目を効率良く勉強しましょう。

1冊の参考書をなるべく長く使用します。長く使用すれば、その参考書の内容を自分のものに（丸暗記）できるからです。参考書は自分のレベルより1つ上のものを使用すると良いでしょう。

語彙(単語)の勉強に書いてある単語を口で発音しながら５回以上別のノートに書きましょう。文法(熟語含む)に関しては、項目ごとに例文一つずつ丸暗記しましょう。語彙力同様に５回以上口にしながらノートに繰り返し、書くと良いでしょう。

勉強の期間についてですが、筆者の場合、試験前１週間以上空ける様にしています（大学の夏休みや会社の長期休暇を使用）。最初の3日間は単語と文法の勉強に時間を当てて、残りの4日間で2回目の受験と同じ様にひたすら過去問を解いたりします。